社会医療法人 雪の聖母会 聖マリアヘルスケアセンター MSW 小村 優介

1.聖マリアヘルスケアセンターについて

社会医療法人雪の聖母会は、筑後圏域の救急医療を担う聖マリア病院をはじめ、介護老人保健施設やケアプランセンター、訪問看護ステーション等の在宅部門、福岡市天神には健診センターがあり、疾病予防から救急医療、在宅介護まで多岐に渡る医療・介護を提供しています。

聖マリアヘルスケアセンターは平成26年10月に社会医療法人雪の聖母会の新たな医療機関として、地域包括ケアの実践を設立の目的に掲げ開院しました。焼き鳥や豚骨ラーメンで有名な久留米市にあり、西鉄天神大牟田線試験場前駅から徒歩1分と利便性が良く、障害のある方や高齢の方でも来院しやすい場所にあります。

病院の概要は回復期リハビリテーション病棟3病棟(150床)、療養病棟1病棟(48床)の計198床を有し、多職種が連携し入院生活をリハビリと捉えたリハビリテーションやチーム医療の実践、社会復帰の促進を行っています。他には人間ドックや健診を行う国際保健センターや内視鏡センター、入院・外来の透析を行う透析センターがあります。

 令和3年には独立行政法人労働者健康安全機構福岡産業保健総合支援センターと協定を締結し、「治療と仕事の両立出張相談窓口」を開設しました。窓口では月2回、治療と仕事の両立に悩んでおられる方に対して福岡産業保健総合支援センターの両立支援相談員が相談に応じ、当院MSWとも連携しながら必要な支援を行っています。

入院患者は同法人の聖マリア病院からの紹介が多い状況ですが、院外からの紹介・相談も随時いただいており、久留米圏域をはじめ大分西部・朝倉地方、佐賀県西部や熊本県北部からなど幅広く受け入れを行っています。

 

2.地域医療介護連携室について

当院の地域医療介護連携室は、前方・後方連携、患者さん・ご家族への相談業務、病床コントロールの役割を担っており、理学療法士1名、入院支援看護師1名、MSW4名、退院調整看護師1名が在籍しています。

前方連携は入院支援看護師1名とMSW1名(兼任)が担当し、退院支援はMSW4名と退院調整看護師1名が担っています。MSWは病棟担当制をとっており、全ての入院患者に対して入院直後から相談援助と退院に向けた支援を行える体制を整えています。

業務内容は、疾病や障害に伴い生じる心理・社会的問題に対する相談援助(心理的問題や生活保護や障害年金等の経済的問題、身寄りがない方への対応等)を主体として、在宅復帰や施設入所調整等の退院援助、かかりつけ医や在宅サービス事業所等との連携など日々幅広い業務を行っています。支援していく中で苦慮するケースもありますが、ケースの振り返りや勉強会を通して日々MSWとしての研鑽を行い、患者さんやご家族さんが望まれる生活の実現のための支援を常に心掛けています。また日々の業務やリハビリカンファレンス等にて院内外関係職種との情報共有を密に行うなど、院内外の機関や職種間のコーディネート支援も行っています。

開院から8年経過しましたが、今後も法人基本理念である、カトリックの愛の精神による、保健、医療、福祉及び教育の実践 「愛の精神とは主イエズス・キリストの限りない愛のもとに、常に弱い人々のもとへ行き、常に弱い人々と共に歩むことです」をもとに、患者さんやご家族、地域の皆様のお役に立てるよう努力していきたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。